原子力発電所の再稼動問題が、ニュースなどでも話題になっています。
また、最近では異常気象による落雷や突発的に停電になることもありますよね。
夏に計画停電が行われたり、電力の供給量が間に合わず、急に停電する場合も十分に考えられます。
もしも、真夏に停電したら、暑さ対策や冷蔵庫対策はどうしたら良いのか困ってしまいますよね。
そこで今回は、夏に停電したら暑さ対策や冷蔵庫対策はどうするのか、夏の停電に備えるべきポイントなどについて、ご紹介します。
夏に停電したら暑さ対策はどうする?
冬は服をたくさん着込んで寒さ対策をすれば、何とかやり過ごすことができます。
でも、夏のこの猛暑の中で停電したら、どんな暑さ対策をして乗り越えることができるのかを考えておくことは大切ですよ。
特に、赤ちゃんや小さい子供さんがいるところでは、30度を超えるような暑さの中、クーラーなしで過ごすなんて想像できませんよね。
また、そういう状況では、熱中症にもなり兼ねません。
そこで、夏に万一停電した時に備えた暑さ対策のポイントをご紹介しましょう。
停電するとクーラーや扇風機などは使えないので、まずは窓を開けて換気し、空気を入れ換えましょう。
そして、体も熱くなってきますので、水で濡らした冷えたタオルで体を拭くと、少しは体も冷えてきます。
その時、体を冷やすのに効果的なのが、アイスノンや保冷剤です。
体の火照った部分に当てるようにすると、ひんやりとして気持ちが良いですよ。
そのためには、日頃から冷凍庫にアイスノンや保冷剤を備えておくことをおすすめします。
また、夏の夜の睡眠時には、冷感マットやクール敷パッドなどを日頃から使うか、停電時などに備えて予め用意して置くと安心ですよ。
夏に停電したら冷蔵庫対策はどうする?
夏に停電したら、一番困るのが冷蔵庫ですよね。
そんな冷蔵庫対策としては、庫内の冷気が外へ逃げないように、停電中はできるだけ冷蔵庫の開閉を少なくしましょう。
また、透明ビニールシートや透明テーブルクロスといったものを短冊状にして暖簾を作ると、冷気が外へ出るのを少しでも防ぐことができます。
そして、いつ停電が起こっても大丈夫なように、日頃から蓄冷体や保冷剤を用意しておくことをおすすめします。
蓄冷体や保冷剤がなければ、ペットボトルに水を入れて凍らせておくといいですよ。
2リットルのペットボトルを凍らせると効果的ですが、冷凍庫の場所を取るし、完全に凍らせるには時間もかかるので大変です。
そこで、500ミリリットルや1リットルのペットボトルを何本か用意しておくと便利です。
ちなみに、冷凍庫が一番上にあるタイプの冷蔵庫の場合は、そのまま入れっぱなしで構いません。
1リットルのペットボトルが2本ぐらいしっかり凍ったのがあると、停電しても冷凍庫の冷凍食品やアイスなどもしばらくは大丈夫ですよ。
あと、日頃から冷蔵庫の中は詰めすぎないように心がけましょう。
冷蔵庫の詰めすぎは、冷気が循環しないので冷えにくくなる原因のひとつです。
反対に冷凍庫は、停電した時に食品同士がお互いに保冷剤の役目をするため、詰め込んでいても構いません。
夏場の停電に備えるべきポイントとは?
夏場に急に停電したりすると困ることがたくさんありますよね。
そこで、夏場の停電に備えるべきポイントを整理しておきましょう。
まずは、冷蔵庫対策ですが、こちらは先程詳しく説明しましたね。
次は、明かり対策です。
夜間に電気が止まると、部屋中の灯りもなくなって真っ暗になります。
なので、電池式の懐中電灯や予備用の乾電池を準備しておきましょう。
なお、最近では防災用としても長時間使えるカセットボンベ式のランタンなどもありますよ。
停電時は、情報源となるテレビも見れなくなるし、インターネットも使えませんから、電池式のラジオも必要ですね。
また、携帯電話やスマホなども、充電がなくなってしまってはどうにもなりません。
ポータブル充電器や電池で充電できる機器などを備えておくこともおすすめします。
新潟の中越地震を経験した知人に、停電した時に何が役に立ったのか聞いたところ、この携帯電話のバッテリーが一番役に立ったと話していましたよ。
★スマホ・ガラケーの充電に!電池式バッテリーM4241 [iPhone スマホ ガラケー バッテリー 電池式 持ち運び充電器 |
最後に、オール電化の調理器具を使われている方は、一切料理もできなくなりますので、ある程度の非常用の食料を備えておくことも必要ですね。
まとめ
今回は、夏に停電した時の暑さ対策や冷蔵庫対策、備えておくべきことについて紹介してきました。
夏に停電が起こってからでは、どうすることもできません。
日頃から冷凍庫で保冷剤を冷やしておく、ペットボトルに水を入れて凍らせておくなどの備えが必要ですね。
夏だけに限らず、震災が起こった時にもすごく大切なことです。
自分には関係ないと思われがちですが、日本全国いつ何が起こってもおかしくない状態です。
日頃から自分の身や家族だけは守れる備えをしておくようにしましょう。
一緒に読むと参考になる情報!
>> 地震の後や余震が続く時にやるべき事とは?常に側に置いておく物は?
>> 地震の余震に前兆はないの?大きさの基準や間隔はどれくらい?
>> 地震後に家族への連絡方法はどうする?集合場所などの注意点とは?
>> 避難所生活の問題点とエコノミー症候群を予防する方法とは?
>> 避難所のペットの問題点!環境省のガイドラインではどうなの?
>> 避難所に持って行くものリスト!最低限必要な持ち物や備えとは?