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友人の2歳の娘が、2日前に水疱瘡の予防接種を受けた後、その翌日に高熱を出したそうです。
病院へ連れて行ったら、なんと手足口病だと診断されたそうです。
その友人には上に保育園に通っている3歳の息子がいて、いつも一緒に遊んでいるので手足口病にうつっている可能性もあり、すごく心配していました。
それに、その3歳の息子も水疱瘡の予防接種を受ける予定なんだそうです。
そこで今回は、手足口病の潜伏期間中に予防接種はできるのか、潜伏期間中に症状はあるのか、潜伏期間中にうつる確率などについて、ご紹介します。
手足口病の潜伏期間中に予防接種はできるのか?
もしも、子供が手足口病の潜伏期間中だったとしたら、予防接種を受けることができるのか不安ですよね。
受けても効果がないのでは?とか、何か副作用が出るのでは?など、何か問題があるのかちょっと心配だと思います。

もちろん、予防接種は子供の体調が良い時に受けるのが一番ベストですよ。
でも、子供ってよく風邪を引いていたり、何かしら感染症が潜伏していたりする恐れがありますよね。
それでも、そんなに大騒ぎする必要はありません。
予防接種を受けた後から、何かの感染症の潜伏期間中だったかもしれない、なんてことが分かっても、特に問題はないので安心してください。
ただし、もし予防接種を延期することができるのであれば、病気の症状が落ち着いた頃に受けることをおすすめします。
そして、はしかにかかっている時は注意が必要です。
MR(麻疹・風疹)は、免疫力や抵抗力が落ちると言われていますから、予防接種のワクチンの効果が十分に出ないということもあるそうですよ。
手足口病の潜伏期間中に症状はあるのか?
手足口病の潜伏間中には症状が出ないので、感染していることに気付くことはまずありません。
潜伏期間中に何か前触れのようなものがあれば、潜伏していることに気づくことができるのですが・・・
残念ながら、手足口病の潜伏期間中には、表立った症状は一切出ないのです。
そして、かかった時にやっと症状が出始めます。
最初に出る症状が、口の痛みです。
口の中に白いポツポツが出始めますので、これが唯一外から判断できる最初の症状でしょうね。
その後、手足口病が発症すると、まずは発熱が出て、そして、手や足、おしり、口に水泡や発疹が出るようになり、咽頭痛などの症状も現れます。
このように、手足口病は初期症状が出始めてからでないと、自分では気づけないのです。
自分で潜伏期間中に気づけないという事は、他の子供や大人にもうつしてしまう可能性があるので、厄介な病気ですよね。
手足口病の潜伏期間中にうつる確率は?
手足口病の潜伏期間中にうつる確率は高いと言われています。
大体2日~6日ぐらいが手足口病の潜伏期間ですが、ウイルスの感染力が強いので、周りの人たちに移してしまう確率がすごく高いのです。
なので、手足口病は潜伏期間中であっても油断はできません。
しかし、手足口病は潜伏期間中には一切症状が出ませんから、家族が手足口病に感染していても、潜伏期間中とは知らずに接していてもおかしくない状況なのです。
知らず知らずの内に感染していた、なんていう確率がすごく高いと言えるでしょう。
ちなみに、手足口病の感染経路は、経口感染や飛沫感染、接触感染というルートです。
なので、予防方法としては、特に外出先から帰宅した際とか、赤ちゃんのおむつ交換などの際には、うがいや手洗いを念入りに行う以外にありません。
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まとめ
子供が手足口病の潜伏期間中に、水疱瘡やインフルエンザなどの予防接種を受けても問題はないのは安心しましたね。
でも、手足口病の潜伏期間中には目立った症状は出ませんので、予防接種した後に感染していたことに気づいた、なんてことがあるかも知れません。
手足口病は潜伏期間中でも感染力が強く、うつる可能性は高いと言われています。
しかし、手足口病に効く効果的なワクチンはまだ開発されてなくて、予防薬もありません。
うつらないためには基本の手洗い、うがいをして予防するしか方法がないですね。