ここのところ、台風や大雨、地震や津波といった天災の被害を受けることが多いですよね。
もしも自然災害などで避難指示が出された場合、まず、避難所に何を持って行ったらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、避難所に持って行くもののリストを挙げて、なぜそれが必要なのかの疑問にも答える形で紹介していきます。
避難所に持って行くもののリストとは?
もしも避難指示が出された場合、避難所に手ぶらで何も持たずに行くわけにはいきません。
非常時に備えて、すぐに持って出れるように下記のリストの物を準備しておくことが大切です。
避難所に持っていくものリスト
避難所では情報不足で、多くの人が今どんな状況なのか分からないで困ったという声が多く聞かれます。
また、災害時にはスマホや携帯電話が使えないことも多くあります。
そのため、最新の情報が入手できて、持ち運びに便利な携帯ラジオが必要です。
避難する時は、明るい日中とは限りません。
夜道の暗い道や、不慣れな場所に行く際に懐中電灯は必要です。
懐中電灯もできれば、電池が長持ちするLEDタイプのものが良いですよ。
携帯ラジオや懐中電灯の予備用として乾電池が必要です。
ただし、単1や単2、単3などの種類を間違えないようにしましょう。
また、携帯電話やスマートフォンの充電器は必要ですが、避難所には大勢の人がいるのでコンセントが使えないことが多いです。
なので、小型で大容量のモバイルバッテリーが1つあると便利ですよ。
避難所に行くと、食料や水などはあると思いがちですが、それは災害があってしばらく経ってからのことです。
災害直後などは、市町村の各自治体も避難してくる人の受け入れ体制などでバタバタしていて、それどころではありません。
なので、避難所に食料や水などが用意されるまでの間の非常食として必要です。
また、割りばしが用意されていない避難所もありますので、割り箸やスプーンなども入れておいた方が良いです。
さらに、赤ちゃんがいる場合は粉ミルクや哺乳びん、離乳食なども必要ですよ。
こちらも同じ理由です。
その他に、数少ない水を分けて飲む時や薬を飲む時、歯磨き、入れ歯洗浄をする時などにもコップは必要です。
タオルは雨で濡れた体とか、手や顔を洗った時に拭いたり、寒い時に体に巻いたりとかもできます。
何枚あっても困ることはありませんが、あまり多いとかさばるので、圧縮タオルなどを数個入れておくと便利です。
避難生活が長引く場合や、雨で濡れた場合などに備えて、着替えの衣類が必要です。
避難所によって、ある程度の衣類は用意されるところが多いのですが、下着などは中々自分に合ったサイズのものがありません。
大きな避難所などでは、夏場でも夜中は冷えることがあります。
また、避難所に毛布がない場合には、その代わりにもなるので必要です。
避難所で困ったという声が多いのが、赤ちゃんの紙おむつ不足です。
赤ちゃんがいる場合は、替えの紙おむつを必ず準備しておきましょう。
避難する際のケガの防止に必要です。
できれば、滑り止めの付いた軍手や、木や枝などのササクレが手に刺さったりしないように、革手袋をおすすめします。
避難時の軽いケガに傷テープや消毒薬などの応急的な医療品が必要です。
また、いつも飲んでいる常備薬は忘れないように必ず持って行きましょう。
避難所では食料や水、毛布などは比較的早く用意されますが、歯ブラシなどはありません。
なので、歯磨きセットも非常持ち出し袋などに入れておきましょう。
冬場に避難する際の防寒にもなりますし、まだ毛布が用意されていない避難所での体温の低下を防ぐために必要です。
普通の毛布はかさばるので、コンパクトな非常用毛布がおすすめです。
自然災害時に倒壊した家から外に出る場合や、外を歩いて避難する時の落下物や飛来物などから頭部を守るために必要です。
万が一の時に、安い100円ライターが1つあると、ロウソクに火をつけたり、物を燃やして暖を取るのに便利です。
最近の缶詰は缶切りが要らないタイプのものが増えてますが、古いタイプの缶詰もあるので缶切りは必要です。
また、袋やヒモなどを切ったりするのにナイフも必要です。
できれば、ハサミなどもセットになった多機能ナイフが1つあるとかさばらなくて便利です。
明かりや暖を取るのに便利です。
最近のロウソクは、1日中点灯できる長時間タイプのものもあります。
今かけているメガネが壊れた場合や、避難生活が長引く場合などには、替えのメガネやコンタクトレンズが必要になります。
避難所では大勢の人と一緒になりますから、風邪や病気予防のためにマスクが必要です。
また、避難所では夜でも電気は付けたままですし、一日中、騒音があるので寝ようと思っても中々寝れません。
そのために、アイマスクや耳せんなどもあった方がいいですよ。
お札だけでなく、携帯電話が使えない場合などに備えて小銭も準備しておくと便利です。
預金通帳と印鑑はセットで準備しておくと、イザという時に慌てないで済みます。
保険証はコピーでも構いません。
以上が、避難所に持っていくものとして最低限必要です。
このような防災用品や防災グッズは非常持ち出し袋などにまとめて入れて置きますが、手提げ袋や手提げバッグなどだと片手が使えないので不便です。
また、急いで避難する場合や足場が悪いところを歩く時など、両手が自由に使えないと危険です。
なので、両手が使えるように非常持ち出し袋はリュックタイプをおすすめします。
自然災害に対する備えについて
大地震や津波などの天災はいつやってくるかわかりません。
まずは、自分がどこへ避難したらいいのか、その地域で指定されている避難所を確認しておくことをおすすめします。
避難所の場所の確認は、各市町村の市役所や役場に問い合わせると教えてくれます。
また、避難所マップや防災マップ、ハザードマップなども用意されています。
次に、いざという時にすぐに持ち出して避難できるよう、非常持ち出し袋やリュックなどにまとめて入れておきましょう。
そして、日頃からこれらのものをある程度備蓄して置くことが大切です。
避難所に向かう際は、必ずすべり止めの付いた軍手を付け、頭はヘルメットをかぶって行くことをおすすめします。
自宅から避難所へ向かう道には、何があるかわかりません。
次の余震で家や建物や倒壊して崩れてくるかも知れませんし、道にはたくさんのガレキなども散乱している可能性も高いです。
そんな道を安全に避難所までたどり着くためには、手には軍手を付けて、頭を守るヘルメットはしっかりかぶって行くようにしてください。
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