新型ノロウイルスの感染が広がっているそうですね。
日本でも大流行の恐れがあるというニュースが流れていましたから、不安を感じている主婦の方も多いことでしょう。
特に小さな子供さんや高齢者がいらっしゃるご家庭は、やはり心配ですよね。
そこで今回は、新型ノロウイルスの原因と初期症状、潜伏期間や感染経路、予防対策などについて紹介していきます。
新型ノロウイルスの原因と初期症状とは?
今までもノロウイルスはありましたが、今回は新型のノロウイルスGⅡ-17という型です。
初めてオーストラリアで発見されたので、別名を「シドニー2012」とも呼ばれています。
新型なので免疫を持っている人がいないため、さらに感染が広がって大流行する恐れもあると言われているんです。
新型ノロウイルスの原因は、今までのノロウイルスの遺伝子が変異したもので、消化器官に取り付きやすいのが特徴です。
また、以前のノロウイルスに比べて、少ないウイルスの量で感染しやすいのも特徴の一つです。
原因となる食品は、生牡蠣などの二枚貝が多いです。
生牡蠣を食べてノロウイルスを発症した方は、全体の70%にも及ぶそうですよ。
新型ノロウイルスの初期症状としては、従来の型とあまり変わりません。
最初は微熱や不快感、吐き気といった症状が出ることが多いです。
その後、急に辛い症状が出始めます。
最初はお腹がチクチクする程度ですが、それがこみ上げるような痛みに変わります。
そして、激しい下痢や嘔吐を数日間くり返すようになり、発熱もあります。
そんな新型ノロウイルスは、9月の後半ぐらいから感染する人が出始め、年をまたいで3月ぐらいまでは注意が必要です。
特に12月はノロウイルスに感染する人が一番多い月ですよ。
新型ノロウイルスの潜伏期間と感染経路は?
新型ノロウイルスの潜伏期間は、12時間から48時間ぐらいで通常のノロウイルスよりも短くなっています。
ただし、感染しても全員が発症するわけではありません。
それは体力や抵抗力の差で違ってきますが、風邪のような軽い症状だけで終わる人も中にはいます。
気になる新型ノロウイルスの感染経路は3つあります。
ノロウイルスに感染した人の糞便や吐しゃ物を処理した時、手にウイルスが付着したり、口に入り込んで感染してしまいます。
生牡蠣や貝類からの感染
ノロウイルスに汚染されている生牡蠣や貝類を十分に加熱しなければ、ウイルスが殺菌されない可能性があります。
食品からの感染
ノロウィルスに感染した人が十分に手を洗っていなかった場合。
その手で調理すると食品がウイルスで汚染されてしまい、その食品を摂取した人が感染してしまいます。
この中で一番多いのが糞便や吐しゃ物からの飛沫感染で、新型ノロウイルスの感染経路の中で特に注意しなければならない部分です。
新型ノロウイルスの予防対策は?
新型ノロウイルスの予防対策は、何といっても手洗いとうがいが一番重要です。
その次が、食品の十分な加熱です。
これらを十分にしないことには避けるすべはないと言ってもいいでしょう。
手洗いする時は、水だけではなく、薬用ハンドソープや薬用石鹸を使いましょう。
そして、しっかりと泡立てて、手や指の細かいところまで丁寧にと洗い流す必要があります。
うがいは水だけでもいいのですが、うがい薬を使う方が予防効果が高いです。
また、うがい薬の代わりに抗ウイルス作用のあるお茶や紅茶を使ってすると効果的ですよ。
小さな子供やお年寄りが新型ノロウイルスに感染すると重症化する場合も多く、最悪は亡くなることもあります。
それに比べて、大人の場合はノロウイルスに感染しにくいと言われています。
なぜかと言うと、体力があり免疫力も高いからなんです。
ただし、ストレスが溜まっていたり、病気などで免疫力や体力が低下してくると、大人でもノロウイルスに感染してしまいます。
なので、普段からストレスの発散や病気にならないように心がけ、免疫力や体力を低下させないことが一番の予防対策ですよ。
さらに、外出する際は感染者からの飛沫感染を予防するため、マスクを着用することをおすすめします。
そして、毎日しっかりと睡眠をとり、栄養バランスの取れた食生活を心がけることが、新型ノロウイルスの予防対策になりますよ。
まとめ
私は今までノロウイルスには一度も感染したことはありませんが、感染したらすごく辛いとお医者さんから聞きました。
下痢と嘔吐が繰り返し起こると聞くと、絶対に避けたいところですよね。
もしも感染したら大人も仕事どころではありません。
また、自分の子供が感染したら、見てるのも可愛そうになります。
新型ノロウイルスの感染予防のために日頃からできることと言えば、やはり手洗いとうがいが一番重要です。
そして、しっかりと食品も加熱徹底して、ノロウイルスに感染しないように対策していきましょう。