会社の同僚の女性が、すごい汗っかきで悩んでいるんですよ。
そう言えば、彼女はいつでも顔に汗をかいていて、びっしょりしている感じです。
顔汗を止める手術を受けようとまで思ったそうです。
でも、副作用なんかも心配ですし、なかなかそこまで踏み込めないと話していました。
そこで今回は、顔汗を止める手術に副作用はあるのか、顔汗を止めるツボや化粧崩れ対策などについて紹介していきす。
顔汗を止める手術には副作用があるの?
私もどちらかというと汗っかきで、特に夏の顔汗が少しひどいです。
でも、顔汗を止める手術を受ける勇気まではなかなかありません。
顔汗を止める手術とはどんな手術なのかというと、胸腔鏡下交換神経節遮断術(ETS)というものです。
発汗の指令や伝達を行っている交感神経を切断するという内視鏡による手術なんですよ。
その手術の効果としては、顔面だけではなく、手のひら、首筋、わきの下の汗が減少するそうです。
それに、会社の同僚も気にしていましたが、この手術には副作用が確実に出ると言われています。
つまり、手術をしたほぼ全ての人に、代償性発汗という副作用が起こるそうなんです。
代償性発汗とは、身体が体温を下げる必要がある時に、顔の代わりの他の部位で補うという現象なんです。
なので、胸やお腹、背中、お尻、太ももから出る汗が増えるとか。
汗が出る部位や量については、個人差があるようですが、中にはこの副作用の方がつらいという方もいるそうですよ。
それ以外の副作用としては、辛いものと食べた時の発汗が多くなったり、まぶたが重くなるホルネル現象というものも起こる場合があるそうです。
後からつらいと感じたとしても、一度切断してしまった交感神経は元へ戻すことはできません。
顔汗を止める手術をするのなら、こういった代償性発汗などの副作用に耐えれるのかなどのリスクも検討した上でやる方がいいと思いますよ。
また、手術にはそれなりの費用もかかります。
一応は健康保険が適用されますが、それでも大体10万円前後になりますよ。
顔汗を止めるツボとは?
夏の暑い日などは、顔から汗が流れ出して、なかなか止まらない時がありますよね。
そんな時には、ツボ押しもおすすめです。
顔汗を止めるツボを紹介しましょう。
手を握り、グーをすると、感情線の延長にぷくっと出る部分があります。
ここを反対の手の親指やボールペンなどで押します。
・陰げき(いんげき)
手を開いて手の平を上に向けた状態にし、小指から下におろしてきた手首の付け根から約1.5cm下あたりの部分です。
そこを反対側の手の親指の腹で押してみましょう。
・屋翳(おくえい)
乳首から約3~5cmぐらい上の部分です。
そこを反対側の手の中指と人差し指の腹で押します。
・大包(だいほう)
脇の真下にあります。
手を組んで交差するようにし、中指の腹で大包を、親指の腹で屋翳を押さえると、一度に両方押さえることができます。
ピタッとすぐに止まるような即効性はないのですが、顔汗を抑える効果がありますよ。
ぜひ一度、試してみてください。
顔汗の化粧崩れ対策はどうする?
顔汗は、女性にとって化粧崩れの原因にもなります。
朝、しっかりとメイクしたのに、外に出た途端に汗が流れ出し、会社へ着くまでにメイクが崩れている…なんて経験ありませんか?
化粧が落ちてしまうのは、汗と一緒に出てしまう皮脂が原因なんですよ。
サラサラの汗なら、ハンドタオルなどで汗を吸い取らせるように押さえて拭くだけで大丈夫なのですが…。
皮脂の多いドロドロでベタベタの汗をかく原因は、脂っぽいものを食べる食生活やストレス、運動不足なども関係しているのです。
このドロドロ汗の中身は、身体に溜まった老廃物とも言われているんです。
そこで、ドロドロ汗を抑えるために、日頃の食事の中に大豆イソフラボンとレシチンを摂るようにしましょう。
納豆や豆腐などの豆類にたくさん含まれていますが、サプリメントだとよりお手軽に摂れますよね。
また、日頃から運動をして、適度に汗を流すことも大切です。
運度した時の汗から老廃物も排出することができます。
あと、顔汗があまり気になる場合は、首を冷やすのも効果的です。
保冷剤や水で濡らしたタオルで首の後を冷やすことで、体温を下げることができますから、顔汗も少なくなりますよ。
まとめ
顔汗を止める手術がありますが、その後は必ず副作用が出ることを覚悟しておかないといけません。
手術して顔汗を止めることができても、身体の体温調節するために、他の部位から汗がたくさん出ることになります。
また、費用も結構かかることですので慎重に判断しましょう。
顔汗がひどい時は、汗を抑えるツボもありますので、試してみてください。
そして、顔汗による化粧崩れは、皮脂も含んだドロドロの汗が原因でもあります。
日頃から適度な運動をして汗を流したり、食事の中に大豆イソフラボンなどを摂り入れていきましょう。