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近所の主婦の方が、同い年の旦那さんとの不妊治療の末、ようやく妊娠に成功したのです。
嬉しいことなのですが、42歳の高齢出産ということは、いろんな心配がありますよね。
例えば、高齢出産や不妊治療で妊娠した場合は、赤ちゃんがダウン症になる確率も高いとか…。
そこで今回は、お腹の中で赤ちゃんがダウン症になる確率はどのくらいなのか、もしもダウン症の可能性があると診断されたら中絶するべきなのか、産むべきなのか、そんな難しい問題について考えていきましょう。
赤ちゃんのダウン症の確率はどのくらい?
ダウン症とは、染色体異常の病気の中のひとつです。
一般的に35歳以上で出産する場合、生まれてくる赤ちゃんがダウン症である可能性が高いと言われています。
つまり、高齢出産になればなるほど、その確率が高いと言うことです。
また、20歳で約1700分の1、30歳で約1000分の1、35歳では約400分の1というふうに、一気に確率が高くなります。
さらに、40歳では約100分の1、45歳では30分の1という確率の統計データもあります。
ただし、20代でダウン症の赤ちゃんを授かる方もいれば、40代で何の障害もない赤ちゃんを授かる場合もあるのですから、こればかりは確率だけで一概に判断できません。
赤ちゃんにダウン症の疑いと診断されたら中絶するか?
もしも自分が妊娠している時に、赤ちゃんがダウン症の疑いがあると診断されたら…。
産むべきなのか、中絶するべきなのか、これは本当に深刻な問題ですよね。
また、生まれてきてもその子が障害を持っていることによって、その先ずっと苦労しなければいけないという状況。
これらのことを考えると、どちらがどうという答えはありません。
ただし、ダウン症という障害を持った子供を育てていくということは、親として大きな覚悟が必要です。
・養護学校を卒業したとしても、その先働ける場所がないかもしれない・・・
・子供が大人になっても、ずっと親が一緒にいなければいけない・・・
など、母親や父親としてこれから起こりうるすべてのことを受け入れ、対処していく覚悟がなければ生活していけない可能性が大きいと思います。
ダウン症で生まれてくる赤ちゃんのすべてを受け入れて、愛してあげることができるのか、夫婦や家族で真剣に向き合って考えていただきたいです。
授かった命を中絶してしまうということは、とても悲しい選択かもしれません。
ただ言えるとしたら、絶対に産まないといけないと思わなくてもいいのでは・・・、という考え方もあるということです。
産む前に検査でわかったことで、一つの選択肢を与えていただいたという捉え方もありますよね。
なので、生まれてくる子供の将来や家族全体の生活などをしっかりと考え、それぞれで答えを出していただきたいです。
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まとめ
子供を出産していない私にとって、今回の近所の主婦の方のお話はすごく難しいものでした。
長い期間、辛い不妊治療を繰り返した結果、やっと待望の赤ちゃんを授かったと思ったら、その子がダウン症になる確率が高いとしたら・・・
もし私がそんな状況に直面したとしたら、どうしたらいいのか分からないというのが正直なところです。
その時は、すべてのことを受け入れることができるのか、真剣に夫婦で考え、答えを出すしかないと私はそう思います。