幸せいっぱいのマタニティライフ。
少しずつ大きくなっていくおなかを見ながら、赤ちゃんグッズを揃えたりと楽しい毎日ですよね。
しかし、妊娠中は悩みが尽きないもの。
その中でも、多くの方が悩まされるというのが便秘。
一週間近く出ていないという妊婦さんも少なくないようです。
赤ちゃんのことを考えると、なるべくなら自然に出したいし、どうにかならないかな…と悩んでいる妊婦さんも多いでしょう。
体に負担がかからない方法として、食べ物や飲み物を普段の食事に取り入れるなど、毎日の食事を見直してみるのもいいですね。
そこで今回は、妊娠中の便秘解消に効果的とされている食べ物・飲み物をご紹介していきますので、参考にしてみてください。
妊娠中の苦しい便秘解消には食べ物のバランスが大切！
妊娠中の便秘解消に良い食べ物として代表的なのが、食物繊維。
例えばお米だと「玄米」や「雑穀米」など、白米ではないものがいいとされています。
パンだと白い食パンではなく「全粒粉パン」や「ライ麦パン」などといったものを選ぶのがよいでしょう。
主食を変えただけで便秘が改善された妊婦さんも多くいます。
これらの食品は「不溶性食物繊維」と呼ばれるもので、多くとりすぎてしまうとガスが発生しやすくなり、おなかが張ってしまう原因になります。
そこで、この妊娠中の便秘解消に良い食べ物に含まれる「不溶性食物繊維」と、バランスよく摂っていきたいのが「水溶性食物繊維」です。
わかめ・ひじきなどの海藻類、こんにゃく、サトイモなどのイモ類等がその分類に入ります。
副菜に、ひじきの煮物やわかめサラダなどをつけたり、おやつにカロリーの低いこんにゃくゼリーで摂取するのも良いですね。
また、整腸作用のあるチーズなどの乳製品も良いですし、ミネラルを豊富に含んだバナナ、イチゴやリンゴなども効果的です。
妊娠中の便秘解消に良い食べ物には食物繊維や乳製品だけでなく、ミネラルが豊富に含まれてるものを選ぶことも大切です。
水分不足でかたくなる便に要注意！妊娠中の便秘におすすめの飲み物
続いては、妊娠中の便秘解消に良い飲み物のご紹介です。
妊娠中は、赤ちゃんを育てるためにママの体内の水分を使い、通常の1.5倍まで血液の量を増やすため、1日2リットル水分を摂る必要があると言われています。
つわりがひどく、水分も摂れないような状態が続く上に嘔吐を繰り返していると、体内の水分が排出されてしまうので、さらに水分不足になってしまいます。
体内の水分が不足すると、腸に吸収される水分が多くなってしまい、便が硬くなってしまいます。
この硬くなった便は動きが鈍いので、便秘になってしまうのです。
かといって、お水ばかり飲むのも飽きてしまいますよね。
ハーブティーにも便秘を改善するものはありますが、妊娠中はカフェインを控えたいところです。
そこでおすすめなのが「ローズヒップ」、「たんぽぽ茶」、「たんぽぽコーヒー」、「ルイボスティー」などです。
ローズヒップはビタミンCがレモンの約20倍ほど含まれていて、そのビタミンCが善玉菌を増やしてくれるため、便を柔らかくしてくれる作用があります。
さらに先ほど紹介した水溶性食物繊維も含まれているので、妊娠中の便秘解消に良い飲み物としておすすめです。
たんぽぽ茶も食物繊維、ビタミン、鉄分、ミネラルを含んでいます。
たんぽぽコーヒーは、たんぽぽの根っこを焙煎して作られるものなので、風味がコーヒーと似ています。
妊娠中に控えたいコーヒーを心置きなく飲めるところもいいですね。
妊婦さんなら一度は聞いたことのあるルイボスティーも、実はミネラルがバランスよく含まれているため便秘解消に役立ちます。
妊娠中の便秘解消に良い飲み物は成分も様々ですが、便秘解消だけでなく、健康効果ももたらしてくれますので、ぜひ摂り入れましょう。
まとめ
今まで便秘とは無縁だった人も、妊娠によって便秘になってしまうこともあり、おなかの苦しさから「これって大丈夫？」と不安になりますし、
便秘の他に何かと悩みも多く、ストレスが溜まりやすいですよね。
便秘はストレスによっても起きてしまうので、ノンカフェインのハーブティーなどでリラックスしながら、
毎日バランスよく食べ物も取り入れ、それらをしっかりと摂ることを心がけましょう。
それでも改善されない場合は、いきんで無理に出そうとすると痔になる可能性もありますので、かかりつけの医療機関に相談してくださいね。
