近所に仲の良い30代の主婦の方がいるのですが、子供の鼻血で困っていると相談されたことがあります。
なんでも、鼻血が布団やベッド、車のシートなど付いてしまい血液染みができて取れないと言うのです。
確かに子供ってよく鼻血を出しますし、家の中や車の中など、どこで出してしまうかわかりませんよね。
しかし、付いてしまった血液は早めに染み抜きする必要があります。
そこで今回は、血液の染み抜き方法で布団やベッド、車のシートの場合はどうやれば良いのか、などについて紹介していきます。
血液の染み抜きで布団の場合はどうやる?
子供がもしも布団の上で鼻血を出してしまった場合、血って取れるのか心配になりますよね。
でも、そんなに心配する必要はありません。
意外に血液の染みは簡単に落とすができるんですよ。
まだ完全に乾いてなければ、血の付いた部分だけを水洗いするだけで取れます。
それで取れなければ、石鹸や台所用の中性洗剤をつけて、こすって洗えば大丈夫です。
その後、洗濯機で他の洗濯物と一緒に洗います。
そうすると、跡形もなくキレイに取れますよ。
ただし、敷布団の場合だと、なかなか簡単にはいきません。
その場合は、酵素系の漂白剤か消毒用のオキシドールを使います。
薬品を綿棒や歯ブラシにつけて、血液がついた部分を叩いて染み抜きをします。
そうすると、薬品が付いた部分が血液に反応して泡が出てきます。
それを濡れタオルで拭き取っていきます。
この繰り返しです。
何度かくり返すことで、少しずつ染みが抜けていきますよ。
シーツや布団に血液がついてしまった場合は、乾いてしまう前にすぐに水ですすぎ洗いするのがポイントです。
また、血液は温度が高いと固まってしまう性質がありますから、お湯で洗うのは NGですよ。
わたしもお湯の方が取れると思ってお湯で洗ったら、逆に取れなくなってしまった経験があります。
お湯は血液の染み抜きには逆効果なので注意してくださいね。
血液の染み抜きでベッドの場合はどうやる?
シーツや布団の血液の染み抜きは簡単にできたとして、もしもベッドのマットレスだったらどうしたらいいの?
もう勘弁してよ~って、言いたくなりますよね。
でも、ご心配なく。
ベットのマットレスでも血液の染み抜きが家でもできる方法があるんですよ。
オキシドールと液体石鹸、食塩の3つ。
使う分量は、オキシドール50ml、液体石鹸15ml、食塩15gです。
血液がついている部分にそれを塗り込みます。
乾くまでしばらく放置しておき、その後、擦り落とします。
オキシドールに浸した白い布で、残っている染みの部分を叩きながら落としていきます。
これをくり返していくことで、だんだんと血液の染みが薄くなっていき、キレイに取れますよ。
ベッドのマットレスだと難しいかな~って思うかも知れませんが、意外と取れるもんなんですよ。
血液の部分に大根おろしをひとつまみ乗せます。
その後、綿棒でトントンと叩いてみてください。
大根に含まれているジアスターゼという成分が、血液を分解して落としてくれますよ。
落とした後は、必ず濡れたタオルでふき取るようにしてくださいね。
大根おろしが面倒くさい場合は、大根の切れ端で直接血液の部分を軽く叩くようにしましょう。
なお、この裏ワザは、服に付いたアメのベトベト汚れを落とす時にも使えますよ。
血液の染み抜きで車のシートの場合はどうやる?
でも、もっと勘弁してほしいシチュエーションがあります。
車のシートで子供が鼻血を出してしまい、シートに血液の染みができてしまったら…。
突然だとあたふたしてしまうかもしれませんが、こちらもご安心ください。
車のシートに付いた血液の場合は、酵素系の漂白剤か消毒液のオキシドールを使います。
漂白剤 を使う場合
浮いてきた汚れを濡らしたタオルか布で吸い取っていきます。
これをくり返していくことでだんだんと薄くなって落ちていきますよ。
オキシドール を使う場合
それを何度か繰り返すと、だんだんと血液染みが消えていきますよ。
あと、市販されている血液汚れ専用の洗剤として、ランジェリー用洗剤があります。
小林製薬 サラサーティ ランジェリー用洗剤 / 生理用品… |
こちらを同じようにタオルに染み込ませて使ってもいいですよ。
でも、鼻血の場合だと事前にストックしていないことの方が多いですよね。
買いに行っている間に乾いてしまいますので、その場合は家にある漂白剤や消毒液で対処しましょう。
まとめ
シーツや布団、ベッドや車のシートなどに血液の染みがついたとしても、ほとんど場合は落とすことができます。
ただし、注意してほしいことが2点あります。
一つは、乾いてしまう前に直ぐに対処すること。
時間が経つと落ちにくくなってしまいます。
二つ目は、決してお湯は使わないことです。
血液が余計に固まって落ちなくなってしまいますので、絶対に避けてくださいね。