日曜大工でカッターナイフを使ったり、料理の時の包丁で指を切ったりするなど、切り傷やすり傷を負うこともありますよね。
普段慣れないことをすると、決まって怪我をしたりするものです。
でも、ちょっとした切り傷やすり傷ならいいのですが、予想外に出血が止まらない事態になることも珍しくありません。
そんな場合は、すぐに救急車を呼ぶのが一番ですが、救急車が到着するまでの間、止血する方法を知っていたら心強いと思います。
そこで今回は、切り傷の応急処置で止血する方法、切り傷の消毒に焼酎は効くのか、鼻血を手っ取り早く止める方法などについてご紹介します。
切り傷の応急処置で止血する方法
切り傷やすり傷で血が出ている状態なら、すぐに適切な応急処置をすれば、止血できますし、傷の治りも早くなります。
傷口に汚れなどが残っていると、化膿したり破傷風になったりする危険性もあります。
小さい傷なら、傷口を水洗いした後は、赤チンやオキシドールなどを塗って消毒すれば大丈夫です。
傷口を水洗いしても出血が止まらない場合は、傷口をハンカチやタオルなどで強く圧迫するように押さえながら止血します。
その際、出血している部位が動かせるようなら、心臓よりも高くあげておくのがポイントです。
なお、出血が激しい場合は、腕の傷口なら脇の部分を、足の傷口なら足の付根の部分に、ハンカチやタオルをきつく巻いて動脈を圧迫して止血します。
ただし、動脈を圧迫する止血方法は、1時間毎に止血したハンカチやタオルを一旦ゆるめて、血液を流してやる必要があります。
なぜなら、そのまま止血を1時間以上も続けると、止血した先の組織や細胞が壊死してしまう危険性があるためです。
そして、一旦止血をゆるめ、指先や足先に血液が循環したら、再度ハンカチやタオルを使って止血を繰り返しながら救急車が到着するのを待ちましょう。
ちなみに、切り傷や切り傷の応急処置で、止血にアロンアルファなどの瞬間接着剤を使う方法もありますが、血が止まらない状態でむやみに使うのはおすすめしません。
切り傷の消毒に焼酎は使えるのか?
傷口の消毒には、焼酎が効くと聞いたことがあります。
確かに、時代劇では刀で切られた傷口に、焼酎を口に含んで、傷口に吹きかけるというシーンをよく見ますよね。
そこで、焼酎は傷口の消毒薬代わりになるのかを調べてみました。
その結果、焼酎でもアルコール度数が30度以上なら、消毒液の代わりになるそうです。
もっとも、一般的な焼酎の甲類のアルコール度数は、20度や25度、35度で、乙種が20度と25度ですから、すべての焼酎が消毒液代わりになるわけではありません。
むしろ、確実に消毒液代わりになるアルコールは、必ず30度以上ある蒸留酒のウイスキーやウォッカなどです。
もちろん、オキシドールなどの消毒液があるのなら、それを使うのが一番です。
アルコール消毒で固まった雑菌は、そのまま傷口を殺菌して、化膿するのを防いでくれます。
ただし、アルコール度数が15度以下の日本酒やビール、ワインなどは、傷口の消毒液代わりにはなりません。
なぜなら、アルコール分が蒸発した後、アルコールに含まれている糖分が雑菌の栄養分になるので、逆に傷口が化膿してしまう恐れがあるからです。
鼻血を手っ取り早く止める方法
鼻血を早く止めるには、鼻の穴にティッシュを詰めるとか、首や頭の後ろを軽く叩く、しばらく上を向いておくなどの方法は聞いたことがあると思います。
しかし、もっと手っ取り早く鼻血を止める方法があるんです。
鼻血を早く止める方法
次に、鼻の穴の下を親指と人刺し指でつまみ、そのまま5分ほど圧迫します。
最後に、眼鏡の鼻当てが当たる位置を、冷たいタオルや氷で冷やします。
ほとんどの鼻血は、 の圧迫で止まりますが、それでも止まらない鼻血は、 の鼻を冷やす方法を試してみてください。
この方法で鼻血は確実に止まります。
ただし、何度も鼻血が出るようなら、鼻の中に傷や腫瘍がある恐れもあるので、一度病院の耳鼻咽喉科で診てもらうことをおすすめします。