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羽毛布団ってふんわりと軽いのに暖かいですよね。
でも、赤ちゃんやペットが羽毛布団の上でオシッコをしちゃった!ってことありませんか?
ちょっとの量なら、まだどうにかタオルなどでふき取ることもできますが、大量にやられたら臭いも取れなくなるので困ってしまいますよね。
汚れた羽毛布団をクリーニング店に持ち込むと、料金は7,000円から1万円ぐらいするのでもったいないです。
そこで今回は、羽毛布団をコインランドリーの洗濯機で洗う方法と洗える基準などについて紹介しましょう。
羽毛布団が洗濯機で洗えるか洗えないかを見極める基準
羽毛布団は洗わない方が寿命が長いと聞いたことがあると思います。
その理由は、羽毛布団を洗うと中に入っている羽毛や包んでいる布部分の生地がどうしても痛んでしまうからです。
しかし、オシッコの臭いが付いた羽毛布団は、洗わないわけにはいきませんよね。
そこで、羽毛布団をコインランドリーの洗濯機で洗えるか洗えないかを見極める基準としては、次の2つ項目に該当するかを確認してください。
・洗濯表示に洗えると書いてあるか?
基準1:キルティング加工されているか?
キルティング加工とは、羽毛や包んでいる表側の布と裏側の布との間に羽毛がしっかりと挟まれ、縦横を碁盤の目のようにして縫うことで羽毛を偏らないようにし、保温効果を高める方法です。
一般的に羽毛布団の場合はキルティング加工がされていると思います。
しかし、安い羽毛布団だとされていない物もあります。
キルティング加工されていない場合は、コインランドリーの洗濯機で洗うと中の羽毛が偏ってしまうので、洗濯できません。
基準2:洗濯表示に洗えると書いてあるか?
羽毛布団に付いている洗濯表示のラベルを確認してください。
そこに洗濯OKの表示があれば、コインランドリーの洗濯機で洗っても問題はありません。
以上の2つの基準がクリアできたら、安心して洗うことができます。
とは言っても、高級な羽毛布団なので自分で洗うのは心配な方もいらっしゃることでしょう。
そんな心配や不安がある場合は、無理をしないでクリーニング店に出した方が無難です。
羽毛布団をコインランドリーの洗濯機で洗う方法
それでは、いよいよ羽毛布団をコインランドリーの洗濯機で洗う方法を順を追って紹介していきます。

まず始めに、羽毛布団を細長く縦に3つ折りにします。
次に、端の方からクルクルと空気を抜くようにして、なるべく小さく巻いていきます。
洗濯ネットを使う
巻いた羽毛布団を洗濯ネットに入れます。
最近の羽毛布団には、専用の洗濯ネットが付いているのでそれを使います。
ない場合は、寝具用の洗濯ネットを購入してくださいね。
中性洗剤を使用する
使う洗剤は、エマールとかアクロンなどのおしゃれ着洗い用の中性洗剤を使います。
普通の洗濯洗剤を使うと洗浄力が強すぎるため、羽毛がふわっとした仕上がりにならなくなります。
以上の手順でやれば、コインランドリーで羽毛布団も簡単に洗えますよ。
ちなみに、この方法ならコインランドリーじゃなくても自宅の洗濯機で洗えるのでは?と思った方も多いと思います。
しかし、軽いと思っていた羽毛布団も水を吸うとズッシリと重たくなります。
そうなると自宅の洗濯機では重量オーバーとなり、下手をすると洗濯機が壊れてしまう可能性もあるのです。
コインランドリーで羽毛布団を洗っても、かかる費用は約2,000円ぐらいです。
それならば無理をしないで、コインランドリーで洗う方が良いですよね。
羽毛布団を洗濯機で洗った後の乾燥の方法
次は、コインランドリーで洗濯した後、乾燥する際の注意点を説明します。
ここで一番のポイントは、完全に中まで乾かす ということです。
コインランドリーの乾燥機を使う方法
洗ったばかりの羽毛布団は水分を含んで小さくなっていますが、使う乾燥機はできるだけ大きいものを選ぶようにしてください。
羽毛布団の乾燥には、回転式の タンブル乾燥機 がおすすめです。
回転式の大きなタンブル乾燥機だと、全体にまんべんなく風を当てながら乾燥させることができます。

この時点で7割~8割がた乾いていると思います。
次は、中の羽毛布団を一旦取り出し、裏返しにして入れて、さらに10分間回します。
その後は乾き具合を見ながらその都度裏返して、10分間づつ追加していくのが上手に仕上げるコツです。
なお、シングルの羽毛布団であれば、トータルの時間は1枚1時間ぐらいで丁度いいと思います。
そして、最後の仕上げは 天日干し にします。
2~3日間は天気の晴れが続く日を選んで、完全に中まで乾燥させましょう。
ここでしっかりと乾燥させないままにしておくと、中の羽毛が臭くなってしまいます。
もしも天日干しができない状態であれば、布団乾燥機にかけて乾かすのも一つの方法ですよ。
まとめ
羽毛布団が洗濯機で洗えるか洗えないかを見極める基準と洗った後の乾燥の方法などについて紹介してきました。
これならクリーニング店に出さなくても、安くて簡単に羽毛布団を洗濯できますよね。
でも、やっぱり心配だからクリーニング店に出すという方には、一つだけ注意点をお教えしましょう。
羽毛布団をクリーニング店に出すなら、水洗いしてくれるのかをお店に確認してください。
なぜなら、水洗いでなく、ドライクリーニングしかできないお店だと、羽毛に必要な油分まで落とし過ぎてしまうからなんです。
そうなると、元のふっくらとした羽毛布団には戻りませんので注意してくださいね。