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我が子の小学校の入学祝い、それぞれの両親(我が子からすれば祖父母)からもらう人が、ほとんどではないでしょうか。
ランドセルや学習机などを、入学祝いとして頂く場合も多いことでしょう。
ランドセルや学習机は決して安いものではなく、高額なものです。
そんな小学校の入学祝いに、お返しは必要なのでしょうか。
また、お返しをするにしても、しないにしてもお礼状は必要なのでしょうか。
そこで今回は、小学校の入学祝いのお返しのマナーや、お礼状の書き方や文例などについて紹介していきたいと思います。
小学校の入学祝いのお返しのマナーとは?
我が子の小学校の入学祝いやお祝いは、頂くと嬉しいものです。
しかし、自分自身の両親であれば、「お返しなんていらないから。」と言われる人も多いのではないでしょうか。
「お返しはいらない」を鵜呑みにして、何もしなくてもいいものなのでしょうか。
実際に、小学校の入学祝いを頂いた場合、お返しは必要なのでしょうか。
結論から言うと、お返しはしなくても失礼にはあたりません。
小学校の入学祝いをもらうのは、収入のない子どもなので、自分でお返しができない子どもに、お返しは必要ありません。
しかし、いくらお返しが必要ないとしても、全く何も返さないというのは、常識としてどうでしょうか。
失礼にあたらないからと言って、「お返しは必要ない。」と割り切れる人の方が少ないと思います。
もちろん私自身もそうでしたが、実際には、多少なりともお返しをする人のほうが、圧倒的に多いようです。
それでは、お返しは何をしたらいいのか、金額の相場はどのぐらいなのでしょうか。
金額の相場としては、頂いた金額の3割ぐらい、多くても5割ぐらいまでが相場です。
3万円の入学祝いであれば、9千円~1万5千円ぐらいが妥当な金額です。
お祝いを返すのがご両親であれば、3割ぐらいが適当だと考えられます。
もともとお返しを期待して、お祝いをしている人は少ないでしょうし、「お返しはいらないから。」と言われて頂く場合も多いでしょう。
ですので、頂いた金額の3割ぐらいが一番いいでしょう。
ご両親のお返しへの品としては、商品券やお菓子、食べ物が無難だと思います。
しかし、お返しする品物以上に大切なのは、お祝いを頂いた子供本人が直接、お礼をする気持ちだと思います。
かわいい孫のために贈ってくれた入学祝いですので、かわいい孫と楽しく過ごす時間が、ご両親への一番のお返しかもしれません。
入学祝いのお返しのお礼状~書き方と文例のすべて~
入学祝いを頂いたら、お返しは必ずしも必要ではありませんが、お礼状を出すのはマナーです。
そこで、入学祝いのお返しとしてのお礼状について、文例も含めて紹介していきます。
入学祝いを頂いたら、お返しはともかく、まずはお礼の電話をするのが大切です。
そして、お返しはしないとしても、お礼状は必要です。
入学祝いのお返しはせずに、お礼状だけを送る場合、どういう内容にしたらいいのか迷う方も多いことでしょう。
まず、一般的なマナーとして、入学祝いを頂いたら、なるべく早くお礼状を出すことが大切です。
取り急ぎ、電話でお礼の言葉を述べたとしても、お礼の手紙を別に送る必要があります。

そして、縦書きが基本です。
そして、差出人は親だけでなく、子供の名前も書くようにすることがポイントです。
子供の様子は、子供の言葉をそのまま書くのもいいと思います。
最後に、お礼状の文例を紹介しますので、参考にしてみてください。
このたびは、〇〇(子供の名前)の入学祝いをありがとうございました。
お心づかいに、〇〇も大喜びで、早速大好きな「動物図鑑」を購入させて頂きました。
〇〇はとっても気に入ったようで、毎日図鑑を眺めては、動物の名前を教えてくれます。
また、最近は気にいった動物の絵を描くのにも興味がわいてきたようです。
入学式を来月に控え、〇〇だけでなく、私たち家族もわくわく、楽しみにしている毎日です。
季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期ですので、お身体ご自愛ください。
まとめ
我が子の小学校の入学祝いを、ご両親から頂いたら、お返しは必ずしも必要ではありません。
しかし多くの人が、実際にはお返しをしています。
入学祝いのお返しの相場は、頂いた金額の3割ぐらいが適切です。
もちろん、お菓子や食べ物などの品物を贈っても、問題ありません。
ですが、食事会や旅行など、お祝いを頂いた子供と接する時間をお返しすることも、大変喜ばれます。
また、お礼状はお返しをするにしてもしないにしても、必ず必要です。
子供の名前を差出人に入れること、お祝いを頂いた子供の様子を伝えることが、重要なポイントです。