鹿教湯温泉では、冬になると温泉の夜を優しい光で灯す氷灯ろう夢祈願が行われます。
ずっと続く氷灯ろうのろうそくの灯りが美しく、その雰囲気に癒されますよ。
寒い冬の時期ですが、ほっこりと温かい気持ちになれる場所です。
そこで今回は、鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の開催期間と場所、見どころや混雑状況、周辺のおすすめ宿泊施設とアクセス方法などについて紹介していきましょう。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の開催期間と場所は?
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の開催期間は、2016年12月27日(火)~2017年1月31日(火)までです。
毎日16時30分~21時頃まで(ろうそくの灯りが消えるまで)行われています。
鹿教湯温泉ってどこにあるのかというと、長野県上田市です。
そもそも、鹿教湯って何て読むのか最初私もわかりませんでしたが、「かけゆ」と読みます。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願は、鹿教湯温泉の文殊堂、薬師堂周辺で行われます。
温泉街から湯端通りを抜けると、「五台橋」という屋根つきの橋があります。
この橋は、現世と浄土を繋ぐともいわれています。
橋を渡り、文殊堂の46段の石段を上がると「薬師堂」です。
この間ずっと約200個の氷灯ろうのろうそくの光が続いているんですよ。
鹿教湯氷灯ろう夢祈願の様子
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の見どころと混雑状況は?
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の見どころは、氷で作られた 氷灯ろうのろうそくの灯り です。
温泉街からずっと続いているこの光灯ろうの灯りが、幻想的でノスタルジックな気持ちになりますよ。
特に、屋根のある五台橋や石段に続く氷灯ろうが見どころです。
また、もうひとつの屋根のある寺沢橋から見える 湯坂 も見どころです。
湯気が立ち上がっているのが、いっそう幻想的な雰囲気を醸し出していますよ。
そして、五台橋の近くには外湯の露天風呂「文殊の湯」があるのですが、ここから氷灯ろうを眺めることができるんです。
温かい温泉に浸かりながら、この幻想的な氷灯ろうを見ることができるなんて、何だか贅沢だと思いませんか?
こちらもぜひお試しいただきたいですね。
あと、この氷灯ろうに願いを込めて火を灯すことができるんです。
16時30分に外湯「文殊の湯」の前に集合すれば、誰でも無料で参加することができます。
文殊堂には智慧を司文殊菩薩、薬師堂には医薬を司る仏の薬師如来が祭られています。
合格祈願、無病息災をお願いしてみてはいかがですか?
または、恋愛成就、縁結び、それぞれ願い事はたくさんあるでしょうから、何でもいいので祈願しながら火を灯してみましょう。
せっかくなので、氷灯ろうを見るだけではなく自ら参加してみてくださいね。
それ以外にも氷灯ろうに自分の願いをこめる「夢祈願氷絵馬」(1,000円)も人気です。
鹿教湯温泉光灯ろう夢祈願は、長野県でも人気のイベントです。
毎年約6,000人ぐらいの人が訪れると言われています。
期間中の混雑状況は、特に土日は泊まりで行かれる方も多いので混雑します。
ゆっくりと見に行きたい方は、平日がおすすめですよ。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願へのアクセス方法は?
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願への分かりやすいアクセス方法を紹介しましょう。
公共交通機関で行く場合
どちらの駅から行くにしても、車で約40分ぐらいかかります。
上田駅からは、千曲バス「鹿教湯温泉行き」に乗り、約70分です。
松本駅からは、松電アルピコバス「鹿教湯温泉行き」へ、または、信州観光バスの直通送迎バスがあります。
どちらも約50分くらいで到着できますよ。
車で行く場合
高速を出てから約26km、50分ぐらいです。
または、中央自動車道、長野自動車道「松本IC」または、「安曇野IC」を出て、国道158号、254号を経由し、三才山トンネルを通過します。
高速を出てから約26km、同じく50分ぐらいです。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の駐車場情報
鹿教湯温泉交通センターに駐車場がありますが、とめられるのは25台だけです。
鹿教湯交流センターにも駐車場がありますが、こちらも40台ぐらいです。
なので、車で行かれる場合は早めに行かれることをおすすめします。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願のおすすめ宿泊施設
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願へ行くなら、もちろん温泉もセットで楽しみたいところですよね。
そこで、私も利用したことのあるおすすめの宿泊施設を紹介していきましょう。
鹿教湯温泉 いづみや旅館
文殊堂と五台橋への湯端通りに面している歴史のある旅館です。
温泉は、内湯が2つ、露天風呂が2つあります。
露天風呂で雪景色などの自然を感じながら、ゆっくりと浸かってみてはいかがでしょうか。
食事は信州の山の幸が食べられる「いづみや特製ヘルシー会席料理」がおすすめです。
宿泊料金は、一人10,000円~です。
望山亭 ことぶき
鹿教湯温泉お奥にあるお宿です。
自家栽培の旬の食材を使った料理がおいしいですよ。
温泉は大浴場と天空を仰ぐ展望露天風呂があります。
展望露天風呂からは、昼は四方に広がる山々の大自然を感じながら、そして、夜は満点の星空を眺めることができて最高です。
宿泊料金は、一人10,000円~です。
大江戸温泉物語 鹿教湯温泉 鹿教湯藤館
こちらは旅館というよりも少し大きなホテルです。
露天風呂は鹿教湯温泉の中でも最大級と言われているほどで、ゆっくりとくつろぎたい方にはおすすめのホテルです。
冬は雪景色になり、雪見風呂を楽しむことができます。
食事は、季節の食材を使ったバイキングもありますよ。
宿泊料金は、一人8,000円~です。
まとめ
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願は、冬のイベントの中でも雪まつりのような大きな規模なイベントではありません。
でも、ほっと心が癒されるような温かい雰囲気がおすすめで、氷灯ろうが懐かしい気持ちにさせてくれますよ。
暗い夜の中を照らしてくれる氷灯ろうの灯りがとても幻想的です。
温泉にもほっこりと浸かりながら、体の疲れや心の疲れをとってくれる癒しの旅に出かけてみてはいかがですか。
また、自分の願いを祈願し、氷灯ろうに火を灯してみるのもおすすめですよ。